to不定詞ってなあに? 使い方を例文でわかりやすく解説!①
こんにちは、東です。
今回はto不定詞のお話です。「to 〜」という形で、用法が複数あるため混乱しやすい文法の一つです。
基本的な使い方や意味を0から解説するので、中学校英語や高校英語でよくわからなくなった方、英語を学び直したいと思っている方におすすめの記事となっています。
私は言語学を専攻しているので、丁寧かつわかりやすい説明を保証します。
さっそく見ていきましょう。
不定詞とは
まず不定詞は、いつも必ず
to + 動詞の原型
の形で使います。
具体的には、三単現の状況でも『主語によって動詞の形は限定されませんよ』ということです。
「to + 動詞の原型」の使い方は大きく3つあります。
・名詞的用法
・形容詞的用法
・副詞的用法
なんだか難しそうだぞ、と思われるかもしれませんがご安心を。
次のセクションからひとつずつ丁寧にご説明します。
名詞的用法
【to + 動詞の原型】で『名詞と同じ扱いをする』、という使い方です。
具体的に例を見てみましょう。
(1) To play games is fun.
(ゲームをすることは楽しい。)
(2) I like to sing songs.
(歌を歌うことが好きだ。)
(3) My purpose is to leave this country.
(私の目的はこの国を出ることだ。)
(1)はTo play games(ゲームをすること)が文の主語の役割をしています。
(2)はto sing songs(歌を歌うこと)が文の目的語の役割をしています。
(3)はto leave this country(この国を出ること)が文の補語の役割をしています。
このように、主語、目的語、補語といった形で名詞の役割をする使い方が『名詞的用法』というものです。名前そのままですね。
疑問詞を伴ったパターンも見てみましょう。
(4) I did not know what to say.
(何を言うべきかわからなかった。)
(5) Tell me where to go.
(どこへ行けばいいか教えてくれ。)
(4)はwhat to sayで「何を言えばいいか/何を言うべきか」、
(5)はwhere to goで「どこへ行けばいいか/どこへ行くべきか」という意味になります。
このように、【疑問詞 + to + 動詞の原型】
の形で、「(疑問詞) 〜すればいいのか / 〜すべきか」という意味になるので、疑問詞ごとに覚えておきましょう。
・what to do 「何を〜すべきか」
・when to do 「いつ〜すべきか」
・where to do 「どこへ/どこで〜すべきか」
・how to do 「どう〜すべきか」「〜の仕方」
形容詞的用法
【名詞】+【to + 動詞の原型】で、『形容詞と同じ扱いをする』という使い方です。
先ほどは名詞のような使い方でしたから、今回は形容詞のような使い方をする、というわけですね。少しずつ掴めてきたでしょうか。
実際に例を見てみましょう。
(6) I have a lot of homework to do.
(私にはやるべき宿題がたくさんある。)
(7) She wants to something hot to drink.
(彼女は何か冷たい飲むためのもの(=飲み物)が欲しい。)
(6)はto do「やるべき」宿題、(7)はto drink「飲むための」もの、と言う形で名詞に情報をプラスしていることがお分かりいただけるでしょうか。
このように名詞に後ろから情報をプラスする形容詞のような使い方をするto不定詞を『形容詞的用法』と呼びます。
まとめ
今回は不定詞の使い方、名詞的用法、形容詞的用法について見てきました。
次回は3つ目の用法『副詞的用法』に加えて、その読み解くコツについても解説していきます。
ひとつひとつ丁寧に使い分けて覚えるようにしましょう。
おつかれさまでした。
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