この記事では,文字式って何なのかと文字式のルールについて解説します.
中学に入って初めて学ぶ考え方も多くあるので,しっかりと,着実に理解していきましょう.
文字式とは
まず,文字式とは、文字を使った式のことです。
文字式とは以下のようなものです.
3a 5x 10+y
数字だけでなく、a,x,y などの文字も使って表していますね。
では,どのように文字を使うのでしょうか
小学校の算数を思い出してみてください○や△を使って計算することがあったと思います.
例えば,1本50円の鉛筆を○本買ったときの代金はいくらですか?
という問題のとき,50×○(円)と表しました.
この◯が中学校からは文字に変わります.
つまり,この問題でいうと
1本50円の鉛筆をx本買ったときの代金はいくらですか?
に変わるだけなんです.
答えは,50x(円)になります
あれ?×はどこいったの?
と思った人は鋭いです.
文字式には書き方のルールがあるんです.
次のセクションで詳しく見ていきましょう.
文字式のルール
文字式のルールについて学んでいきましょう.
文字式のルールは大きく分けて2つあります.
① 掛け算は×を省略し,割り算は分数の形で書く
例えば, 5 × a = 5a, 5 ÷ a = 5 / a
のように書くようにしましょう.( / は分数の-を表しています.
さらに文字式は数字を前,あとに文字を書くようにしてください.
例題で確認しましょう.
1. b × c × 3
2. a ÷ 4
3. 5 × a ÷ b
答えは
1. 3bc (文字はアルファベット順に書くと◯)
2. a / 4
3. 5a / b
2つ目のルールにいきましょう.
② 同じ文字をかけたものは,~上の形にしましょう.
例えば, a × a × a = a^3 のように表します.
(^3はaの右上に3がついていることを表していて,a^3はaの3乗と読みます)
また,a^3のようなものを指数と呼びます.
こちらも例題で確認しましょう.
1. b × b × b
2. a × a × 2 × b
答えは
1. b^3
2. 2a^2b
になります.
まとめ
文字式が何なのかと文字式のルールについて学びました.
一度理解してしまえば,簡単なところなので,あとは演習を積みましょう!
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