2つの変数x、yが、
という関係式で表せるとき、yはxに反比例すると言います(aは比例定数)。
や、
というものが、反比例ということになり、この式の中の4や1/3が比例定数です。
反比例する関数の特徴はまず、xとyの増え方、減り方が逆数になるということです。
xが2倍になると、yは1/2倍になります。xが-1/5倍になると、yは-5倍になります。
これが比例と反比例の大きな違いです。
例えば、面積を20cm^2となる長方形を作るとき、縦の長さをxcm、横の長さをycmとすると、
という式が作れて、変形すると、
となり、これは反比例だとわかります。
x=5cmとするとy=4cmとなり、x=10cmとするとy=2cmとなることから、xが2倍になるとyが1/2倍になることがわかります。
また、
と表せたように、xとyの積が一定になるのも特徴です。
グラフは、上のような形になります。
これは、
と反比例する関数をグラフにしたものです。
特徴としては、グラフの傾きが緩やかなところと急なところがあることです。
つまり、xかyのどちらかの変数が十分に大きくなったとき、もしくは十分に小さくなったとき、そこからさらに大きくしたり小さくしたりしても、もう一方の変数はほとんど変化しなくなるということなんです。
ちなみに、この時グラフが近づいていく直線を、漸近線(ぜんきんせん)と言います(この言葉は高校で学びます)。
コメント