ここからは、当事者だけでなく周囲の方々にも見てほしい場面になります。
自閉スペクトラム含め、発達障害を抱えている方々は症状を抱え込むことがあり、そこに併発して
睡眠障害や
パニック症、大きな症状では
てんかんなど+αの苦しみを味わっていることが多いのです。
だからと言って周囲からしたら、
『何をどう手助けするのが適切なのかわからない』、社会に出ると
『自分のことで精いっぱいで助ける暇がない』と言いたくなるかもしれません。中には
障害に対して差別的な人もいるのが現在の世知辛いところです。
私も実際に仕事で「なんでこんなこともできないの?」と人格ごと罵られたり、面接の際に障害を打ち明けた瞬間、舌打ちをされたこともありました今では家でできる仕事に食らいつく毎日です。
では実際に、自身でできることと手助けが欲しいところを、上記に取り上げた自身の症状の中でですがお話させていただきます。
〇社会性の難しさ冗談にはできるだけ
疑い深くなれば対応できるようになりましたが、ひどく疲れ果てます。
実際には、何度も怒られたり笑われたり毎日泣いて過ごすのが関の山で、それを避けるために人に対する信用を落として対応しているので、
「何考えてるのかわからない」と言われます。
つまり、それが複数人になると
八方塞がり状態で、話の状況や声色が変わるのは全員の顔色は見ないといけないのでひたすら
疲弊してしまいます。ひどいときはトイレで胃を抑えて動けなくなる時もありました。
後半に対しては、話す頻度が減ったり静かになるので、できるだけ
マンツーマンか
一人の時間を作ってあげてください。私はこれで相当生活しやすくなりました。
〇表現の難しさ周囲の手助けというよりは
長い目で見るための時間が必要だと思います。
質問に対して、複雑であればあるだけ理解から回答にたどり着くまでに時間がかかったり、聞き直したりするので、周囲としては
いらいらすると思います。でも本人は
やる気がないのではなく
必死に質問に向きあおう、喋ろうと思っているので、ちょっとだけ待ってみてください。
今のご時世忙しさが邪魔をして、いら立ちは多いかもしれませんが、必要であれば文字に起こす、身振り手振りをつけて話すなど本人も努力を続けています。心の広さが問われるかもしれませんね。
〇こだわりの強さ一番苦労しているのは
時間の調整です。私は過集中な時があるので時間の経過に気が付かなかったり、逆に時間を守らないとと目の前のことが疎かになることがあります。
どちらも、
集団生活の中では致命的欠陥だと自負しています。
これは、私自身は工夫次第で
改善したように見せています。
過集中に対しては、
アラームの設定や
時間になったら部屋の電気が落ちるスリープモードに設定するなど
時代の発展に頼ることが例に挙げられます。
また、時間に縛られて目の前のことが疎かになってしまうことに対しては、
仕事の順番をはっきりさせます。
『今やるべきこと』『後でやること』『やらなくていい、やるべきじゃないこと』と
優先順位を明確にして、大きな紙に書き出し見えるところに貼り付けておきます。
そして、終わったものから印をつけていくことで
パニックにならずに対処できてます。
ちなみに対人関係に関しては、その場から離れたり距離の置き方を覚えたことが一番の工夫になると思います。
はっきり言うと“嫌な人とは無理して仲良くせず、必要最低限にとどめる”ということです。
最後になりますが、一番言えることとして、私のような方は常に混乱と混沌の中にいます。
わかりやすく言うと、台風と地震と家事と雷と津波がいっぺんにきているというとわかりやすいかもしれません。
※もちろん、個人差の範囲です。
少し手を借りることがあるかもしれませんが暖かく迎え入れていただけると幸いです。
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1年前
1年前