Whoが「誰」だったのに対して、Whoseの中心的な意味は「誰の」です。
だれのものなのかを尋ねるときに使います。

まず一つ目の例を見てみましょう。


(1a) This is your bag.
　（これはあなたの鞄です。）
(1b) Whose bag is this?
　（これは誰の鞄ですか？）


(1a)から(1b)への書き換えをわかりやすく図式化すると、以下のようになります。



your bagのように「○○の（名詞）」となっている部分をWhich ○○に書き換える点がポイントです。


次に、もうひとつ別の例を見てみましょう。


(2a) This bag is yours.
　（この鞄はあなたのものです。）
(2b) Whose is this bag?
　（この鞄はだれのものですか?）


こちらもわかりやすく図にすると以下のようになります。



先ほどの例とそっくりですが、書き換えている部分がyour bagからyoursに変わっていることにお気づきでしょうか。

(2)のような場合、yoursやoursのような「○○のもの」という代名詞をWhose「だれのもの」に置き換えることで疑問文にすることができます。

次はWhenについてです。中心的な意味は「いつ」です。
いつ起こったことなのか、これからいつ起こるのかを尋ねるときに使います。


このセクションからご説明する疑問詞、When, Where, Why, Howは、どれも副詞を尋ねる疑問副詞と呼ばれるものです。
いつ○○するのか、どこで○○するのか、というように、動詞に情報をプラスする役割を果たしているのが副詞です。

Whenは日付や曜日、午前や午後など時間帯を尋ねる場合に使われます。


(3a) Your birthday is July 27.
　（あなたの誕生日は7月27日です。）
(3b) When is your birthday?
　（あなたの誕生日はいつですか。）


こちらも図式化すると以下のようになります。




また、具体的に時間を尋ねたい場合はWhenではなくWhatを使うことが一般的です。


(4a) You go to school at seven.
　（あなたは7時に学校に行きます。）
(4b) What time do you go to school?
　（あなたはいつ学校に行きますか？)


午前、午後などのざっくりとした時間帯を聞きたい場合はWhenを、正確に何時何分かを聞きたい場合はWhat timeを使うと覚えておきましょう。

Whereの中心的な意味は「どこ」です。
どこへ行ったのか、どこでやっているのかなど、場所を尋ねたいときに使う表現です。


(5a) Saki went to the library.
　（サキは図書館へ行った。）
(5b) Where did Saki go?
　（サキはどこへ行きましたか。）


図にすると以下のようになります。




to the libraryやat the parkような前置詞が「～で」という場所を表す働きをしているので、前置詞も含めて書き換える点が重要です。

あともう少しです。 焦らず頑張りましょう。
Whyは「なぜ」という理由を尋ねるときに使う疑問詞です。

Whyとセットで覚えておきたいのがBecause。 
Becauseは「なぜなら～だから」と理由を表す接続詞です。


(6a) You are still in bed because I got sick.
　（あなたは病気になったので、まだ寝ている。）
(6b) Why are you still in bed?
　（なぜあなたはまだ寝ているのですか。）


図に表すと下のようになります。





またto不定詞の「～するため」という使い方も中学校・高校の問題で出題されやすいため、一緒に覚えておきましょう。


(7a) She went to the library to study.
　（彼女は勉強するために図書館に行った。）
(7b) Why did she go to the library?
　（なぜ彼女は図書館に行ったのですか。）


同じように、図でも理解しておきましょう。





WhｙとBecause、またWhyとto不定詞は応答でセットになることの多い表現なので、必ず押さえておきましょう。

これで最後です。 Howは「どのように」という意味の疑問詞です。
どのように向かえば良いか、調子はどうかなど、状態や様子、方法などを尋ねる場合に使います。

実際に例文を見てみましょう。


(8a) You go to school by bus.
　（あなたはバスで学校に行きます。）
(8b) How do you go to school?
　（あなたはどうやって学校に行きますか？）


図式化すると以下のようになります。




byは「～で」という手段を表す前置詞です。
by bus（バスで/バスを使って）という2語の副詞をまとめてHowに置き換える点が重要です。