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育児
最終更新日 : 2021/02/21
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コロナ禍の学びーICT教育とオンライン授業ー

 コロナウイルスの感染拡大が広がり、2020年4月には緊急事態宣言が発令され、多くの学校でオンライン授業の導入がなされました。2021年1月以降も休校措置をとる学校が出てきたため、オンライン授業や家庭学習を実施するところも出てきているようです。そもそもオンライン授業ってどのようなものなのでしょうか?

オンライン授業の実際

オンライン授業には大きく分けて次の3つが考えられます。

1
 授業者が録画した動画を受講者に見てもらう形の授業になります。受講者は自分のタイミングで好きな時に授業を受けることができます。大手の予備校や受験対策のアプリではコロナ以前より導入されていることで有名ですね。タイミングを自分で選べる反面、よくわからないところがあっても質問しづらいという事があります。

2
 Zoomの他にはGoogle Meet、Microsoft teams、Skypeなどが挙げられます。コロナ禍により急速に普及が進みましたね。時間は決められてしまいますが、わからないところがあればその場で問題を解決する事ができます。

3PDF
 説明ややる事が文章で書かれている形の教材です。場合によっては印刷をして取り組んだり、課題をノートに書き込んだりと、学習方法は様々です。動画は一定時間みる必要がありますが、文章で書かれていることが多いので、自分のペースで進める事ができます。音声や動きがあった方がわかりやすい方にとっては少し進めるのが難しいところもあります。

オンライン授業のメリット

1
 時間や場所を選ばないというのは最も大きなメリットだと言えます。学校では朝同じ時間にいき、同じことを同じタイミングで学びます。人によって集中できる時間帯は違うので、最も効率的に学ぶことができる時間を選択する事ができます。また、集中できる場所も人それぞれです。カフェのようなある程度雑音があるところ、視界に何も入らないような壁際、家族がいるリビング、自分に合った場所を選ぶ事ができます。(コロナ禍では家の外に出ることはできませんでしたが・・・。)
 

2
 学校では一斉授業で学ぶことが多いと思います。勉強が進んでいる子にとっては退屈ですし、遅れている子にとってはしんどい思いをしていると思います。オンライン学習は時間の配分が自由ですので、時間をかけて学んだり、どんどん自分で先に進んだりする事ができます。


3
 日本の学校では同じ方法で学ぶということが多いです。ノートを取る、プリントに取り組む、紙の教科書を読むなど、教室で決められた方法をみんなと同じようにやらなくてはなりません。国語で文章を読み取るとき、お子さんによってはそのまま読めば理解できる子もいますし、音声があった方が理解しやすいお子さんもいます。そういった自分に合った方法をオンライン学習では選択することができます。


4ICT使
 今後ますますICTの活用場面は増えていくことが予想されます。自分自身でICTを使えるようにならないと、時代に取り残されてしまうでしょう。オンライン学習ではICTを使わざるを得ないので、どんどんITリテラシーが身につける事ができます。文字を書くだけでなく、動画を作ったり、プログラミングをしたりと、活用方法はたくさんあります。これを機会に新しい興味を見つける事ができるかもしれません。しかし、インターネットには危険がたくさん潜んでいるので、保護者の方はお子さんと使い方やルールをしっかり確認する必要があるでしょう。

5
 今までは学校に来ないとどんどん学習が遅れてしまいましたが、オンラインであれば学校に来なくても学ぶことができます。技術的にはオンラインで学びを提供することが可能になったことがわかりました。学校が通常通りやっている中で、不登校の子に対してオンラインの学習の機会を提供することが今後の課題となるでしょう。

オンライン授業のデメリット

1
 新しい学習指導要領(H29告示)では「主体的・対話的で深い学び」の実現のための授業改善が求められるようになりました。しかし、オンライン学習では多くの場合動画を見たり、講義を聞いたりと、受け身になってしまいがちです。ビデオ会議を用いた授業ではグループワークも可能できますが、使い方に慣れるまでに少し時間がかかります。
 また、主体的に進められる人でないと、学習が遅れてしまう可能性もあります。ペースや学習方法の自由度が高い分、やり遂げられるような仕組みを整えていく必要があります。

2
 オンライン上で繋がっているものの、人との関わりのリアル感が薄れるため、何かを達成したときの喜びを分かち合うのが難しくなります。体全身を使ってのコミュニケーションも難しいので、非言語で相手に何かを伝える事が困難です。
 また、偶然性のコミュニケーションの機会がなくなります。学校に来ていればすれ違った時、ものを落として拾ってあげた時など、意図をしないコミュニケーションの機会が生まれます。オンラインの場合はコミュニケーションを取るためにネットに繋がなくてはならず、対話までのハードルが少し上がります。雑談が問題解決や仕事の生産性に及ぼす影響についての研究は数多く行われています。目的がないと話しかける事ができないのは大きいデメリットと言えます。

3
 小学生の場合、ものを作ったり、実際に体験したりと手や感情を動かして学ぶことがとても大切な時期です。ICT機器を通した学びは多くの場合間接体験に過ぎず、現実性や必要感を感じづらくなります。オンラインでも知識は多く仕入れることができますが、実際に行動してスキルとして身につけるためには、直接体験の機会も必要と言えます。

4
  タブレットやPCの配付が進んでいないところでは、学校までプリントを取りに来てもらい、それを家で取り組むというところも多かったようです。地域や学校によってはタブレットやPCの貸与がありますが、それができないところもあります。(導入されていても教員がうまく活用できていない事例もあるようです。)また、家庭に用意してもらう場合、インターネット環境がなかったり、金銭的な事情で購入ができなかったりと、課題は多く見られます。

5
 低学年のお子さんの場合は、自分自身で端末を操作することが難しいです。そのため、保護者の方が近くについていなくてはなりません。コロナ禍では保護者の方もリモートワークが多かったとはいえ、家庭でも仕事をしなくてはならない状況です。仕事をしつつお子さんの学習を見るというのはなかなか大変です。先生の仕事の一部を親御さんが引き受けることになり、不満や悩みの声が多く聞かれたようです。

まとめ

 オンライン学習のメリット、デメリットを見てきました。授業や学習には様々な方法があります。対面式がいいのか、オンラインがいいのか、はっきりと線引きをすることは難しいと思われます。しかし、発達障害を持ち、コミュニケーションに困り感を感じているお子さんの中には、オンライン学習の方が大きな成果をあげられたという事例も耳にします。働いている方でもリモートワークにした途端大きな成果を上げた人もいるようです。
 
 最近ではオンラインの高校なども出てたので、学びの選択肢は増えてきています。自分に合った学習の方法を選択できる世の中になると良いですね。学校での学びという意味ではまだまだ難しいと思いますが、習い事であれば多様な方法で学習コンテンツが出て来ています。この記事を参考にお子さんに合った習い事を選択してみてはいかがでしょうか。

  • オンライン授業の実際
  • オンライン授業のメリット
  • オンライン授業のデメリット
  • まとめ

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Yoshi

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教育全般に関わる発信をしていきます。これまでに公立小学校、私立小学校、発達支援のデイサービスでの勤務経験があります。公立中学校にて吹奏楽指導などもしておりました。特別支援教育や心理学、音楽教育などを専門領域としております。ツイッター(@unabaray03)にて教育に関わる発信もしていきます。学位:教職修士

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