料理は『8:1:1』の配分でググっと上達できる!!
『8:1:1』ってな~に?
皆さんは料理で「配分」と言ったら何を思い浮かべますか?
さ(酒)、し(塩)、す(酢)、せ(醤油)、そ(味噌)?
その通り、重要な料理の基礎ですよね。これは大切な調味料の順番です。
ちなみにさしすせその順番ってどんな理由があるかしっていますか?
キーになるのは粒子の細かさです……ってこの話はまた別の機会としましょう。
今回扱うのは『8:1:1』。
それは料理に対する考え方です。
よろしければご活用ください!!
8は「たっぷりのインプット」!!
「自分はレシピ見ない主義なんで!!」
創作料理をする人に聞くとこんな言葉が返ってくることがあります。
そういっている人の顔はもちろんどや顔です。
しかしこの考え方は少~し△です。
確かに、何度も料理をして経験が増えてくるといちいちレシピを確認したりはしないですよね。
いつも通り、または少しだけアレンジして作る……なんて方法もあるかもしれません。
つまり、基本の料理方法・知識を知っていることが大切なんです。
料理の上達と知識には比例しています。
『8:1:1』の8はたっぷりのインプット!!
たくさんのレシピを見て、何度も実践してみることで、たくさんの失敗と繰り返した先の成功という大きな経験が積まれて、料理への理解が深まります。
料理研究家さんもシェフも板前さんもそんなたくさんの経験が溜まって、それを材料にお客さんにその成果を出してたくさんの人に喜ばれる方になるのです。
最初の1は『料理人の勘』!!
では『8:1:1』の最初の1は何でしょう?
それはずばり料理人の勘です。
「犯人が分かった!!これは刑事の勘だ!!」
こんなセリフいろんなドラマにごろごろ転がっていますよね。
それでは刑事はどうやってその勘を手に入れたのでしょう・・・・・・そう!!たくさんの経験の上なんです。
料理も同じで、たくさんのインプットをして経験を重ねるとふとインスピレーションが働くことができます。
それこそが料理のアレンジであり、料理人の勘なのです。
ちなみにアレンジ力には個人差がありますが、家庭料理には手抜きという考え方があります。
よく家庭の問題で上げられるのがこの言葉ですが、私はちょっと使い方が違うのではないかと考えています。
確かに、手抜きという言葉には『抜く』という言葉も入っていますから、雑な行動の印象があるかもしれません。
しかしこれも実はたくさんの経験から成り立っているんです。
何事も最初は一つ一つの行動を覚えようと必死になりますよね。
でも、慣れてくると一つのことをまとめてできたり、手順を省いても成り立つ方法を見つけることができるます。
そんなたくさんの人の経験が受け継がれて、手順を抜いても成り立つ方法『手抜き』が生まれたんでしょう。
だから、ここは声を大にして言わせてください。
主婦という専門分野に携わる人に手抜きというときは、考えのないまま嫌味で使うのは失礼です。
そして、手抜きという言葉は誉め言葉として上手に使いましょう。
残りの1は『強い念』?!
さて、『8:1:1』の最後の1のお話です。
強い念……何か少し不気味さを感じますよね。
しかし、少しだけシチュエーションを変えてみると一度は見たり聞いたりしたことがあるものになります。
それは有名な物語「白雪姫」です。
女王様は毎日鏡に問いかけます、「鏡よ、鏡。この世で一番きれいなのは誰だい?」。
答えはいつも同じ。「もちろん、女王様です。」
しかしある日から答えは違いました。「この世で一番美しいのは……白雪姫です。」
嫉妬に燃える女王様は魔女に成りすまし、白雪姫に毒リンゴを売りつけます。
さてここで疑問に思ったことはありませんか?
なぜ白雪姫は毒リンゴをかじって吐き出さなかったのでしょう。
毒と聞くと何かまずいものを想像できそうですが、白雪姫は何のためらいもなく飲み込んでしまいますよね。
それは……推測ですが、リンゴと大差がないほどおいしかったのでしょう。
大切な残りの1、それは「食べてほしい」という強い念なんです。
とはいっても、こんな怖い念で料理は作りません。
今どきの言葉でいう強い念は、おいしく食べてほしいという愛情です。
愛情は料理の最後の味を決める大切なスパイスになります。
※もちろん、毒見は忘れずに!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
最後のほうはただの憶測のお話になってしまいましたが、後悔はありません!!
皆さんも『料理の8:1:1』を採用してみてください。
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