セクション1の解答
(1)固有値は、1と-1
求める固有値をλとおくと、
固有値方程式は
det(λEーA)=0より
となります。
(2)固有値は、1と4
求める固有値をλとおくと、固有値方程式は
det(λEーA)=0
より
となります。
セクション2の解答例
(1)sとtは
ゼロでない実数で、
となります。
まず、
固有値λが1の場合を考えましょう。
求める固有ベクトルを(x,y)とします。
このとき、
となります。
ここから、xとyの関係式
x - y = 0が見えてきます。
つまり、
x - y = 0 をみたす( x , y )の全体が、求める固有ベクトルになります。
x=s(実数)とおくと、x - y = 0 から、y=sと決まります。
これが、
固有値が1に対応する固有ベクトルになります。
固有値が-1の場合も考えてみましょう。
同様に
を計算します。
ここから、
- x - y = 0という関係式が見えます。
つまり、求める固有ベクトルは、
- x - y = 0をみたす(x、y)の全体です。
x = t (実数) とおくと、y = - t と決まります。
これが、固有値ー1に対応する、固有ベクトルとなります。
(2)sとtは
ゼロでない実数で、
となります。
固有値が1のとき、求める固有ベクトルは
- x - 2 y = 0をみたす(x,y)の全体となります。
固有値が4のとき、求める固有ベクトルは
- x + y = 0をみたす(x,y)の全体となります。
セクション3の解答例
固有値が(1,1)、(2,2)の対角線上にあればOKです
(1)計算で確かめてみましょう。
固有ベクトルを横に並べた行列は、
です。
この行列を使って
を計算したとき、答えとあっているか確かめることができます。
(2)こちらも計算して確かめてみましょう
固有ベクトルを横に並べると
となります。この行列を使って、
を計算して、答えが合っていればOKです。
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