この記事を読んでくれている方は、RTAとは何かは大体分かっていると思います。ですが今一度、定義をはっきり記します。RTAとはリアルタイムアタックの略語で、ゲームを始めてからクリアまでの時間を計るプレイスタイル及び競争の事です。通常のTA（タイムアタック）と違う点は、ゲームのプレイ時間ではなく現実の時間での計測をする事。つまり、ゲームの電源を決して眠っていたりトイレに行ってる間でもタイマーを止めてはいけないというわけです。また、ゲームごとにルールが多少異なる事がありますが、基本的にはの定義さえ守ればあとは何をしても良いとされています。RTAに取り組むプレイヤーたちは、バグや裏技などを含めたあらゆる試行錯誤をし、クリアタイムを縮める為に日々研究を重ねているのです。


RTAがよくされている作品で有名なのは「スーパーマリオ64」や「ドンキーコング2」などですね。「ケツワープ」とか「1フレーム」なんてテクニックは聞いた事があるのではないでしょうか。RTAの定義について再確認したわけですが、ここからは本題に戻ります。自分の好きなゲームでRTAを始めたいと言う方の為にそのゲームが「有名だった場合」「マイナーだった場合」に分けて始め方などを解説していきます。

アッキーさんの【コメ付き】スーパーマリオ64 16枚RTA解説動画

先ほども名前を挙げた「スーパーマリオシリーズ」のゲームなど、ある程度知名度のある作品のRTAを走る際の解説をしていきます。大体、有名どころのゲームには、有志の方が作って下さっている解説動画があるはずです。まずはそれらの動画をじっくりと見て、そのゲームRTAがどういうものなのかを確認しましょう。
・どのようなグリッチ（バグ技やテクニック）があるか
・平均タイム
・どこが難所か
以上に注目してみれば、ある程度何をするべきか分かってくるはずです。また気を付けていくべき事は、細かい動作などを最初っから真似しようとしないこと。1秒2秒のタイムを縮める事を意識するのは確かに重要ですが、まずは数10分ほどタイムを省略できるグリッチや難所に注目して学んでいきましょう。

解説動画を一通り見た後は、まずは自分でプレイしてみて動作を確認して見ましょう。出来ない所は先ほど見た動画や、解説ブログなどをみてと復習の繰り返しです。しかし度々、解説動画などをみても理解できない動作なども見受けられと思います。そういう場合は他のRTA走者に聞いてみるが良いです。Twitterは勿論RTAをやっている方は、その様子を生配信してる事が多いので、勇気を出してその配信にいって質問をしてみましょう。優しく教えて下さる方がほとんどです（経験談）。個人プレイであるRTAですが、同士との情報共有はかなり大事。後はひたすら練習、分からない所は再確認の繰り返しです。

知り合いに話しても、聞いた事が無いと言われるようなマイナーなゲームのRTAをしてみたいと考えている方も少なく
はないと思います。そういったゲームは先ほど話したような解説動画や同士がいない事が多いです。ですが、まずは同じゲームをやっている人を探して、情報共有が出来ないか確認しましょう。

世界規模のRTA記録サイト「Speedrun.com」やマニアックなゲームを走っている方が多い「ニコ生RTAwiki」といったサイトで自分がやりたいRTAゲーム名を検索すれば、もしかしたら同士が見つかる事があるかも知れません。ただ、見つかったとしても海外の方だったというパターンが多いです。こういった場合はその方のプレイ映像をみて、自分なりに研究するしかありません。本当にやる気があるのならば、外国語を覚えてその方と交流をしても良いかもしれませんがね。もしも円滑に情報共有が出来そう方が見つかったのならば「人気作品のRTA」の項目で説明した通りの手順を踏みましょう。

本当に自分以外に走者が見つからない場合は、自らそのゲームを研究する他ありません。しかし、バグ技や省略ルートを見つけるのは難しいと思います。かなりの努力と労力が必要でしょう。こういったゲームの研究をする方法は次回以降の記事にて紹介していく予定です。興味があるという方は是非。